住宅、リフォーム

戸建住宅を購入 年間の維持費はどれくらいかかる?安く抑えるコツ!

戸建住宅

戸建住宅を購入すると修繕費用や税金を自分で負担しなければいけません。

購入する前に年間にかかる費用を知っておかなければ後に後悔するような事態に陥ってしまうかも知れません。

この記事では戸建住宅を購入した後にかかる維持費がいくらかかるかを解説します。

また、安く押さえるコツもご紹介します。

20年以上 建設業、リフォーム業に携わってきたので維持費のかかりそうな戸建住宅や維持費がかかりにくいようにうまく設計された住宅をたくさん施工してきました。

戸建住宅を購入する前にぜひ読んでいただきたいと思います。

戸建住宅を購入すると維持費は年間40万円かかる

戸建住宅 維持費

戸建住宅の年間の維持費はおよそ40万円〜50万円ほどです

月に換算すると毎月3万〜4万円になります

戸建住宅を購入するときはどうしても頭金やローンの返済費用といった購入するための費用で頭がいっぱいになりますよね。

少なく見ても、毎月3万円で年間40万円ほどかかってくる維持費です。

しっかりと購入前に資金計画に入れておきましょう。

固定資産税、都市計画税

固定資産税は1月1日時点で土地や建物を所有していると課せられる税金です。

毎年1回または4回に分割で支払っていくことになります。

都市計画税は都市計画事業や都市区画整備事業にかかる費用に充てられる税金です。

固定資産税と同じく毎年1回または4回に分割で支払っていくことになります。

合わせて年間およそ13万円ほどになります

月に換算するとおよそ1万円ちょっとになります

安く抑える方法①

固定資産税の税率は全国一律でおよそ1.4%になっていますのでここを減らすことはできません。

ですが、課税の評価は自治体が独自に不動産を調べて評価をするようになっています。

もし、自治体の評価に誤りがあった場合に課税のミスを指摘出来なければ高い税金を払い続ける事になってしまいます。

まさか市町村が間違えないでしょ!

ってそう思いますよね。

平成21年〜23年の間に1,592市町村の中で97%の市町村で39万人以上の課税ミスが発覚しています。

固定資産税を抑えるには自分で動くしかないんです。

安く抑える方法②

固定資産税を軽減させるための軽減措置を受ける事ができます。

どのような優遇措置があるか見ていきましょう。

  1. 住宅用地の軽減措置
  2. 新築住宅に対する軽減措置
  3. 長期優良住宅に認定されると5年度か7年度軽減される
  4. 耐震建て替えに関する軽減措置
  5. 耐震改修に関する軽減措置
  6. バリアフリーに関する軽減措置
  7. 省エネ改修工事に関する軽減措置
  8. 空き家に関する減免規定

以上のような優遇措置があります。

固定資産税を減らす大きなポイントになりますので確認しておきましょう。

火災保険、地震保険

万が一に備えて火災保険、地震保険に入っておく事が必要です。

戸建住宅を購入するときは必要な費用として予算に組み入れておきましょう。

保険の内容 費用 補償内容
火災保険 30,840円 期間5年  火災、落雷、破損、爆発、風災
地震保険 103,500円 期間5年  地震

保険料は加入する保険の種類によって前後しますが5年で15万円ほど見ておくことが必要です。

月に換算すると2,500円ほどになります

シロアリ駆除

シロアリは床下や木材の中など普段は見えない場所に巣を作るので気づいた時には手遅れだったという事例も少なくありません。



シロアリ駆除にかかる費用はおよそ10万円ほど必要になってきます。

多くのシロアリ駆除業者が5年間の補償をつけているので、万が一シロアリが再発しても無償で対応してもらえます。

また、定期点検で被害が拡大する前に対処することができます。

シロアリの駆除にかかった費用は確定申告で雑損控除ができますので所得税の控除を受けることができます

※シロアリ発生予防は対象外です

うまく活用して5年ごとに定期点検をしましょう。

5年ごとに10万円ほどなので月に換算すると1700円ほどです。

これも必要経費だと認識して予算に入れておきましょう。

修繕費の積み立て

戸建住宅の購入を考えている方が一番気になるのは修繕費の積み立てではないでしょうか?

所有期間によって前後しますが築10年を過ぎた頃から徐々に修繕が必要になってきます。

戸建住宅の修繕費用は30年間の所有で800万円程度かかると言われています。

月に換算すると22,000円の積み立てが必要です

修繕時期の目安と相場

修繕箇所 修繕時期 修繕費用
外壁塗装 20年 130万円
屋根塗装 20年 100万円
フローリング 20年 15〜20万円(8畳)
水回り 15年 100万円

安く抑える方法①

建築の時の素材選びでメンテナンスフリーの建築材を選ぶことで維持費を安く抑えることができます。

屋根や外壁を選ぶときは見た目だけにとらわれず耐用年数にも目を向けて考えていくことが重要です。

耐用年数が高い素材は価格が高くなってきますので、予算とうまく相談して選びましょう。

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まとめ

戸建住宅を購入すると維持費がどれくらいかかるのか。また安く抑える方法を解説してきました。

毎月住宅ローンとは別に4万円ほど必要になってきます。

月々8万円で夢の一戸建て!家賃を払うよりお得!

みたいな広告をあちこちで見かけます。

全然話が違ってくるのがこの記事でよく理解できたと思います。

戸建住宅を購入するときは毎月、積み立てておかなければいけない金額も含め毎月のローン返済の額を決めていかなければいけません。

買った後に後悔しないように気をつけてください。

 

ABOUT ME
shokunin
はじめまして。 中卒貧乏職人の職人と申します。 FIREを夢見るアラフォーです。 現在は建設業の会社を1社とリフォーム関係の会社を1社運営しております。 建設業の会社は設立10年、リフォーム関係の会社は設立7年になります。 まだまだ若い会社ではありますが色々な経験をしてきました。 その中で知っておくと役に立つ知識や情報をこのブログで発信したいと思います。 私は現在でも職人として現場で働いているので「経営者目線」「職人目線」の両方の立場から知識や情報を発信できることが強みだと思っています。 このブログで私が発信した記事で少しでも建設業、リフォーム業の印象がよくなればと考えています。 また、職人になりたいと思っている方が一歩踏み出せるきっかけとなるサイトになればなおいっそう嬉しいです。