こんにちは!職人です。
今回は年金事務所からの健康保険・厚生年金の調査について解説したいと思います。
まとめ
- 3〜4年に1回くらいの頻度
- 新たに社会保険に加入した事業所は半年以内くらいに初めての調査が行われる
- 年金事務所の調査は簡単なもの(問題なければ)
- 小規模の会社なら所要時間は10分程度(問題なければ)
- 代理の人での対応でも可能
年金事務所の調査は社会保険に加入している事業所に対して行われる調査で、被保険者が適正かどうか、届出している報酬額が適正かどうか等の確認の調査です。
調査と聞くと税務調査みたいな厄介で面倒くさそうなイメージですが、年金事務所の調査は簡単なので自分で対応しましょう。
必要な書類
- 報酬・雇用に関する調査票
- 就業規則及び給与規則
- 所得税源泉徴収高計算書
- 賃金台帳
- 出勤簿・タイムカード
用意するものが多くて準備が大変そうな感じですが小規模な会社の場合とりあえずあるものだけ持って行けば大丈夫です。
小規模な会社でしたら賃金台帳・出勤簿・源泉所得税領収証を用意していけば大丈夫です。
社長1人の会社の場合は出勤簿も作ってないと思いますが『作っていない』と言えば問題ありません。
やること
必要書類の準備
過去1〜2年分の書類を求められる事が多いみたいです。
社会保険に正しく加入しているか
賃金台帳に記載の労働時間や未加入者がいないか確認する。それと同時に加入条件を満たしてないのに加入している従業員がいないかも確認しておきましょう。
社会保険未加入者の労働時間
未加入者がいた場合その労働が一時的か継続的なのか確認する。
繁忙期の残業などの一時的な労働時間の増加であれば原則は加入対象にはならないので年金事務所にも納得してもらえるでしょう。
調査当日
指定された年金事務所の総合受付で調査票を見せれば案内してもらえます。
パーテーションで区切られているブースが用意されていてそこで調査が始まります。
- 賃金台帳の金額と届出されている報酬金額に間違いないか
- パート・アルバイトで加入するべき従業員はいないか
- 源泉所得税領収書の金額とズレはないか
色々と確認されるのですが調査官も手慣れたものであっという間に終わります。会社の事業内容を聞かれたり雑談したりで私の会社の場合2〜3分で終わりました。
終わりに
年金事務所が確認したいのは『被保険者が適正か』と『正しい保険料か』の2点なので普段から法律通りに手続きがされている会社の場合全く問題ありません。調査に必要な書類が揃わないときは先に年金事務所に相談すれば大丈夫です。
小規模な会社でしたら準備も調査の労力も対してかからないので社長自らの対応をオススメします。終わってみれば年金事務所までの往復の時間や年金事務所での待ち時間の方が圧倒的に長かったです。
上記の内容はあくまで小規模な会社で法律通りに手続きされている会社の場合です。
ガチガチに構える必要はありませんが事前の準備だけはしっかりとしましょう。