建設業職人マガジン

建設業「危険予知活動」KYシートの例文!色々な業種で使えます。

現場 朝礼
現場 朝礼

建設業では作業する日は毎日のように危険予知活動を行います。

KYシートに毎日記入して災害が無くなるように注意点や改善点を見つけ出して報告します。

毎日のことなので同じ文章ばかり書いている人も多いのではないでしょうか?

最近では「足元注意」「手元注意」のようなありきたりの事は書いてはいけない現場も出てきました。

注意点や改善点を3〜4つ書かなければいけないので何を書けば良いのか毎日悩みますよね。

この記事では危険予知活動報告書(KYシート)の例文を紹介します。

多くの職種に当てはまる例文を紹介していきますので、自分の職種に合うものをお使い下さい。

内容を理解して安全管理に注意して事故を防ぎましょう。

「危険のポイント」「私たちはこうする」危険予知活動報告書(KYシート)の記入例

危険のポイント 私たちはこうする 可能性 重大性 リスク
前日の雨で現場がぬかるんで滑りやすい 足元に注意して移動時に慌てない
足場上での作業の際の転落 必ず安全帯を使用する
周囲や開口部からの転落 必ず安全帯を使用する
上から物が落ちてくる可能性がある 上下作業にならないようにする
資材に躓き転倒する 足元の確認、整理整頓
足場を移動する際に頭をぶつける 慌てないでゆっくり移動する
現場内の段差に躓き転倒する 足元の再確認
熱中症になる こまめな水分補給
資材の運搬時に腰を痛めてしまう 重いものは2人で運ぶ
電動工具の故障で怪我をする 始業前点検を行う
無理な体勢で作業して思わぬ怪我をする 適切な体勢で作業する
足場上に物を置いてしまい落下して人に当たる 足場上に物を置かない、整理整頓の徹底
カッターナイフで手を切ってしまう 切創手袋を使用する
スラブ端部からの転落 後ろ向き作業をしない
ハンマーで手を叩いてしまう 手元の確認、手袋の着用
吊り荷が上から落ちてくる可能性がある 吊り荷の下には入らない
粉塵や破片が目に入る 保護メガネの着用
長尺物を取回しの際の接触 周囲をよく確認する
重機と接触する危険性がある 作業範囲に入らない
作業中の危険な場所に人が入ってくる 危険箇所を明示する
急な斜面での作業でバランスを崩し転倒する 足元に注意して慌てないで作業する
電動工具使用時に漏電が原因で感電する 始業前点検の徹底
重いものを足の上に落としてしまう 安全靴の着用
慌てて作業して思わぬ怪我をする 適正な作業員の人数を配置する
資材運搬時に風に煽られて転倒する 強風時は2人1組で運搬する
暗所での作業での怪我 必ず照明を用意する
搬入車両に轢かれる 近くを通る際は声かけの徹底
使っていない道具に躓き転倒する 1作業1片付けの徹底
上階で作業しているときに道具を落として人に当たる 落下防止コードを取り付ける
重量物を持ち上げるときに腰を痛める 膝の屈伸で持ち上げるようにする
電動工具で怪我をする 必ず安全カバーをつけて使用する

まとめ

危険予知活動

ここまで危険予知活動(KYシート)の記入例を紹介してきました。

「可能性」「重大性」「リスク」は工事箇所や職種によって大きく変わることがありますので自分の職種に合うように変えてください。

建設業は労災事故が多いので事故を起こさないというみんなの心掛けが大事ですね。

今日も安全作業で頑張りましょう。

ABOUT ME
shokunin
はじめまして。 中卒貧乏職人の職人と申します。 FIREを夢見るアラフォーです。 現在は建設業の会社を1社とリフォーム関係の会社を1社運営しております。 建設業の会社は設立10年、リフォーム関係の会社は設立7年になります。 まだまだ若い会社ではありますが色々な経験をしてきました。 その中で知っておくと役に立つ知識や情報をこのブログで発信したいと思います。 私は現在でも職人として現場で働いているので「経営者目線」「職人目線」の両方の立場から知識や情報を発信できることが強みだと思っています。 このブログで私が発信した記事で少しでも建設業、リフォーム業の印象がよくなればと考えています。 また、職人になりたいと思っている方が一歩踏み出せるきっかけとなるサイトになればなおいっそう嬉しいです。