建設業職人マガジン

建設業で独立して失敗する人とは?独立失敗しないためにできること


「建設業一筋、長年やってきたから技術もばっちり!」と意気揚々独立したはいいものの、上手くいかずに「こんなはずではなかった…」と落ち込む人が多くいるようです。

 

技術も経験も豊富であるにもかかわらず失敗してしまう理由はきっとどこかにあるはずです。建設業でいざ独立しようとして失敗する人とはどのような特徴があるのでしょうか?

 

建設業で独立したいと考えている人は独立を失敗しないために今できることについてしっかり取り組み、独立を成功させましょう!



建設業で独立したはいいものの失敗⁈独立失敗のケース3タイプ

経験も知識もある、あとは独立して自分の腕一本で食べていくと決意したものの上手くいかない人は3パターンに分けられます。これらのパターンに当てはまっていないか自分自身を確認してみましょう。

思ったより仕事がなくて稼げない!

 

独立する前は人脈も豊富な方であり、独立したら仕事を紹介すると話してくれていた取引先や仲間とはいつの間にか自然消滅…というパターンがあります。

 

独立前はこのくらい仕事が来るだろうと見込んでいたよりも遥かに少ない仕事量で、生活していくのがやっとということもあります。これまで会社の大きな看板があったから稼げていたんだと気づいた時にはもう後の祭り、という状態です。

1人で仕事がこなしきれなくてピンチ

 

これまで器用に仕事をこなしていた方だから独立しても大丈夫と考えていた人こそ注意です。独立ということは仕事のみならず仕事に付随するあれこれも全部自分でこなすということを忘れていませんか?

 

これまで見えていなかった業務や雑用に追われてしまい、仕事どころではなくなったという人が多いようです。

お金の管理が苦手!ついつい無駄遣い

独立ということはこれまで会社でやっていてくれていたお金の管理や備品管理も全て自分ということです。仕事で使うからとあれもこれも買っていたり、税金関係などをおろそかにしてしまって後で泣きを見るということもなきにしもあらずです。


こんな性格では失敗まっしぐら!建設業の独立に向かない人

会社務めが向いている人、独立が向いている人様々ですが、「こんな性格では独立できなくて当然」という人もいます。独立しても上手くいかない性格とはどのような性格かみていきましょう。

面倒くさがりで仕事を選ぶ 

独立に向かない性格として「面倒くさがり」があります。これまで見てみぬふりしてきた面倒くさいことも全て自分でこなさなければなりません。「これは面倒だから」と見てみぬふりして仕事を選んでいるうちに、仕事を任せてもらえなくなり先細りというパターンです。

憧れの独立に夢をみがちな人

 

「会社の言うことばかり聞いて会社の奴隷だ!独立で自由になってやる!」という思考の人にありがちなものです。会社務めは会社に縛られ窮屈感がある、不自由だから独立で自由になる、自分の思う通りに仕事ができると夢見ている人は要注意です。

 

仕事をする以上、相手があってのことなので全て自分の思い通りということは不可能です。独立すれば全ての問題が解決という考えをしている人はすぐにその考えをやめましょう。

これくらいいっか!サボり癖がある

サボり癖がある人も独立には向かないでしょう。サボった分これまでは会社の他の人がフォローしてくれていたのでしょうが、独立となるとすべての行動は自分に帰ってきます。サボることによってツケは自分に帰ってくることから最終的に自分が苦しむことは目に見えているのです。


建設業の独立で失敗を防ぐためには?今すぐできること

建設業の独立で失敗するタイプを見てきましたが、そうならないために今できることはなにか、以下で説明していきます。上手に活用して独立を成功させましょう。

アウトソーシングを活用する

独立するということは全て自分でやることという話をしましたが、現実問題難しいということもあります。時間的・能力的に全て1人では難しいという判断をした場合はアウトソーシングの活用も視野に入れてみて下さい。

 

事務処理や会計などその道の人、得意な人に仕事を依頼し分担することで効率よく動けるようになるでしょう。

 

ライバルとの差別化をはかる

思うように集客ができないという場合は他との差別化を図ってみるのも1つの手です。自分の強みやセールスポイントを洗い出し、どんどんアピールしていきましょう。

 

「建設についての仕事ができる人は沢山いるが、この技術を得意とする人は〇〇さん!」というイメージを持ってもらうことによってライバルを大きく引き離すことができるはずです。

 

SNSを活用して新たな客層を獲得する

 

現代社会はSNS戦国時代ですので、仕事においてもSNSを活用することによって新たな客層の開拓につながります。自分の足やこれまでの人脈で仕事を獲得することももちろんいいのですが、プラスαでSNSを使うことでこれまで知らなかったという人にも響く仕事を提供できるでしょう。


まとめ

建設業の独立で失敗する人にはその傾向の特徴があるということでした。そして失敗しないためにできることはアウトソーシング、差別化、SNSがキーワードです。

 

独立となると全て自分、自己責任の世界に飛び込むということですので、その点についてよく理解し、自分でできることについてしっかりと行うようにすることで独立しても上手に仕事をしていくことができるといえるでしょう。

 

不安も期待もあるでしょうが、失敗しないコツを押さえておくこと、そして自分の力を信じることで軌道に乗ることができるはずですので、前向きに考えていくことをおすすめします。

ABOUT ME
shokunin
はじめまして。 中卒貧乏職人の職人と申します。 FIREを夢見るアラフォーです。 現在は建設業の会社を1社とリフォーム関係の会社を1社運営しております。 建設業の会社は設立10年、リフォーム関係の会社は設立7年になります。 まだまだ若い会社ではありますが色々な経験をしてきました。 その中で知っておくと役に立つ知識や情報をこのブログで発信したいと思います。 私は現在でも職人として現場で働いているので「経営者目線」「職人目線」の両方の立場から知識や情報を発信できることが強みだと思っています。 このブログで私が発信した記事で少しでも建設業、リフォーム業の印象がよくなればと考えています。 また、職人になりたいと思っている方が一歩踏み出せるきっかけとなるサイトになればなおいっそう嬉しいです。