こんにちは!職人です。
今回は元請からの入金が遅れた時の対処法や今後の取引についてを私の実体験をもとにお伝えしたいと思います。私は建設業の法人の会社を2社経営しているのでこれまでに何度か体験しているのでこの記事を参考にして頂ければ今後の入金の遅れる取引先との付き合いをどうするかわかります。
結論
いきなりですが結論から!
入金の遅れる会社とは取引しないほうがいいです。
と、言ってしまえば『それはわかってる』『当たり前のこと』となりますよね。でも事業を起こしたてでまだ取引先が少ない状態の時やその取引先が本当に一時的に入金出来なかった場合もありますよね。その後その取引先が急成長したりする事もあります。建設業ではあちこちで不払いを起こしている悪質な業者もいっぱい存在しますので、見分け方や対処法をこの記事では紹介していきます。
信頼できる取引先か悪質な取引先かの見分け方
取引をするにあたって最低限確認しておく事
ホームページがあるか?
しっかりとしたホームページがある会社は信頼度が上がります。ただホームページがあるだけでなく内容がしっかりしているか確認しましょう。中には素人が作ったようなチープなホームページを作っている会社もあります。中身が重要です。
- 施工写真などが掲載されているか?
- 建設業許可証を持っているか?(持っていれば必ず掲載してるはずです)
- これまでの施工実績が掲載されているか?
- 掲載されている電話番号はつながっているか?会社の人が出るか?
最低限上記は確認しましょう。
会社を実際に見よう
ホームページに住所が掲載されているはずです。確認したら実際に見にいきましょう。
建設業には会社の実態のないブローカーが本当にたくさんいてます。
電話対応だけで安心するのは危険すぎます。『ご挨拶』という名目で取引先の会社に出向き自分の目で確かめましょう。会社の住所がマンションだった場合、事務所がマンションで倉庫は別の場所にある事もありますが倉庫も確認したいところです。マンションのポストに会社名が書いてあるかは最低限確認しましょう。記載の住所に事務所と倉庫がある場合は少し安心感が上がりますね。
取引先の従業員の人数
これもPRになるのでホームページに必ず記載されているはずです。建設業は出入りが激しい業界なので多少の違いは問題ないですが、明らかに少なくなっている時や従業員を見た事がない場合は経営が傾いているかブローカーの可能性が高くなります。
仲のいい同業者に聞いてみる
これは1番手っ取り早い方法ですが一応ライバル企業の情報なので鵜呑みにしないようにしましょう。不払いの情報は一気に広がります。あちこちで不払いを起こしたことで全国的に有名になった企業もあるくらいです。仲のいい同業者がいれば1度聞いてみるのもいいですね。
期日になっても支払われない時
3つ方法があります。
自分で回収業務にあたる
これは取引先に入金をお願いすると言ったことではありません。具体的には『内容証明』による催告になります。内容証明は誰でも送ることはできますがそれでも支払われない時は訴訟になるので素人では対処出来ないでしょう。
弁護士や債権回収代行業者に依頼する
回収業務を業者に未払金の回収をお願いするには当然コストがかかってきます。そのことをふまえて判断しましょう。
ファクタリングを利用して売掛債権を売却してしまう
ファクタリングは売掛金などの債権を買い取ってくれるサービスです。あまり聞き慣れないですが中小企業庁も利用を推進している合法な金融サービスです。
銀行などの融資と違って毎月の返済も発生しません。
注意点
- 買取上限額がある
- 手数料がかかる
選ぶ会社で違ってきますが買取上限額は大体数百万円ほどに設定されていることが多いです。手数料も会社によって大きく違うのですがおよそ売掛債権の5%〜30%ほどです。
まとめ
ここまで確認しても信頼できる取引先か悪質な取引先か判断に迷うでしょう。取引先の支払いが遅れる事によって自分の会社も資金繰りが厳しくなります。本来は期日に正確に支払ってくれる取引先と付き合っていくのが1番確実です。
最近私はファクタリングを利用しています。決して怪しい業者ではありません。中小企業庁も推奨しているサービスです。手数料がかかってきますが多少の損は仕方ありません。回収に使う時間を本業に使ったほうがよっぽど効率的です。